断熱フィルムの効果について|防犯・飛散防止・紫外線UVカット・遮熱効果の窓ガラスフィルムの施工ライフガードへ!

防犯・飛散防止・紫外線UVカット・遮熱効果の窓ガラスフィルムの施工ライフガードへ!

ガラスフィルムコラムColumn

※当コラムは個人的な見解に基づくものです。内容はお客様自身の責任においてご判断くださいますようお願いします。

断熱フィルムの効果について

「断熱フィルム」と聞くと、どんな効果を持つフィルムを思い浮かべますか?

冬の寒さ対策が出来るフィルムでしょうか。それとも夏の暑さ対策ができるフィルムでしょうか。

それとも夏の暑さ対策と同時に冬の寒さ対策が可能なフィルムでしょうか。

実はフィルム業界には言葉を使用する際の約束事があります。夏の暑さ対策ができる効果を「遮熱」と呼び、冬の寒さ対策ができる効果を「断熱」と呼びます。また、夏の暑さ対策のみに特化したフィルムを遮熱フィルムと呼び、夏の暑さと同時に冬の寒さ対策が可能なフィルムのことを「遮熱・断熱フィルム」や「遮断熱フィルム」、もしくは簡単に表現して「断熱フィルム」と呼びます。尚、現在のところ、冬の寒さ対策のみに特化したフィルムはありません。

インターネットで検索してみると、「断熱」フィルムと云う言葉が数多くヒットしますが、よくよく注意してフィルムの効果を比較検討してください。夏の暑さ対策の効果しかないフィルムであっても、「断熱」という言葉が使用されていることがあります。これは、一般的な概念として「遮熱」という言葉よりは「断熱」という言葉の方が消費者に広く浸透していること、また断熱と云う言葉を使用した方がフィルムの効果として夏と冬の効果を期待できるイメージを生じさせやすいというフィルム業者の営業戦略になります。

各ホームページ等に記載されているフィルムが夏の暑さ対策を可能とする遮熱効果を持つものなのか、それとも冬の寒さ対策が可能な断熱効果を持つものであるのかは、次の2点を確認すれば判別できます。先ずフィルムの夏の暑さ対策効果に関しては、フィルムの遮蔽係数(しゃへいけいすう)という数値を確認してください。この値が1.0より低くなればなるほど、フィルムの遮熱効果が高いことになります。また冬の寒さ対策効果に関しては、フィルムの熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)と云う数値を確認してください。この値が6.0より低くなればなるほど、フィルムの断熱効果が高いことになります。フィルム貼付をご検討の際は、必ずこの2つの数値を確認して頂ければ、フィルムの選択を間違えることは無いと思います。

この機会に一般的な断熱効果の基準値を覚えて頂けたらと思います。3mm厚の透明なガラスの熱貫流率は6.0になります。これを断熱効果の基準値とします。これに対し、3mm厚のガラスに6mmの空気層、そして3mm厚のガラスで構成される複層ガラスの熱貫流率は3.5になります。たった一枚のフィルムを貼ることで、複層ガラスと同程度の断熱効果を可能とするフィルムはまだまだ数は多くありません。現行の断熱フィルムの熱貫流率は4.5程度のものと、3.6程度のものに大きく大別されます。

最後にフィルム選定の際の重要事項をもう一つお伝えしておきます。各フィルム業者がホームページ上に記載する「赤外線」という言葉についても、正しい知識を持って読み解かないといけません。夏の暑さ対策である遮熱効果は、紫外線と可視光線、近赤外線がどれだけ室内に侵入することを阻止することができるかを意味しています。これを遮蔽係数の値として表すのが業界のルールになります。逆に、冬の寒さ対策である断熱効果は、暖房使用時の遠赤外線の流出をどれだけ阻止することができるかを熱貫流率で表します。

フィルム業者のホームページの中には、赤外線の種類である「近」・「遠」の表記をしないことで、夏の近赤外線の遮蔽効果を冬の遠赤外線の断熱効果であるかのごとく説明している場合が数多くあります。これもフィルム業者の営業戦略の一つになりますことを、念頭に置いて頂けましたら幸いです。

 

【 フィルム 】

【 夏の暑さ対策 】

【 冬の寒さ対策 】

【 紫外線対策 】

遮熱フィルム

×

遮断熱フィルム
(断熱フィルム)

 

【 効 果 】

【  指 標  】

【  解 説  】

遮熱
(暑さ対策)

遮蔽係数

1.0より数値が低いほど
暑さ対策が可能

紫外線・可視光線・近赤外線の
室内侵入を阻止する効果

断熱
(寒さ対策)

熱貫流率

6.0より数値が低いほど
寒さ対策が可能

遠赤外線が室内から流出する
のを阻止する効果